監督作『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を手にしたことで注目を集めた映画監督・藤井道人(ふじいみちひと)さんにせまってみようと思います。
今や2年先まで仕事の予定が詰まるほどの売れっ子監督!
現在35歳の藤井道人さんの20代は
Vシネマ、CM、バラエティー番組など映像に関わる仕事なら何でも引き受け、失敗を繰り返し苦労の連続だったそうです。
最新作は小松菜奈さん・坂口健太郎さん主演の『余命10年』。
映画全編をRADWIMPSの音楽で構成されていることでも注目されています。
そんな映画監督・藤井道人さんがどんな学生時代を過ごし、現在に至っているのか
出身高校や大学・これまでの経歴を調査・まとめてみました。
では行ってみましょう
藤井道人の出身高校は?
藤井道人さんの出身高校は立正高校です。
立正高校は東京都大田区にある高校で中学校もあります。
偏差値は52~59。
藤井道人さんは3歳から高校まで剣道をやっていて、
小・中学校の頃は東京の修道館に所属。
道場の先生が立正高校出身だったことから、立正高校に進学しました。
小学5年生の時に東京都で準優勝!
高校2年生の時には関東大会に出場し、
都大会の秋の新人戦でベスト4という成績!
幼いころから高校まで1年360日剣道漬けの生活だったそうです。
剣道ばかりの生活の中でも、
映画が好きでよく見ていたそうで、
「1日1本映画を観る」と決め
高校2年生から大学に入学するまでの2年間、毎日映画を観ていました。
このことから映画に興味を持ち始め、
大学進学のことを考えたときに
クドカン(宮藤 官九郎)さんとかあとミシェル・ゴンドリーの脚本家の*チャーリー・カウフマンが好きだったので、単純に脚本の勉強がしたいなって思っていましたね。引用元:シングメディア
という思いがあり、映画に関わる大学に進学しました。
また、父親がサラリーマンで、
朝早く起きて満員電車に乗る生活は自分にはできないと思ったそうです。
参考:BUSHIZO
藤井道人の出身大学は?
藤井道人さんの出身大学は日本大学芸術学部映画学科脚本コースです。
藤井道人さんは大学選びをする際に、
勉強が苦手・センター試験5科目とか受けるのは難しいと思っていたそうで、
そんな中でも英語は一応帰国子女なのでできる、国語は普段使ってる言葉だからできる、日本大学芸術学部はこの2科目で受験できたんですよ。引用元:シングメディア
なんと2科目で受験できたことが日本大学系術学部を選んだ最大の理由!
受験科目が少なく、好きなことが学べる大学に進学できたなんて、
すっごく上手な選び方ですよね!
でも普通の大学に進学しないという選択をすることも
すっごく勇気があることだったのではないかなとも思います。
引用したシングメディアさんでのインタビューで、
藤井道人さんは『帰国子女なので・・・・』とコメントしていたのですが、
高校以前にニューヨークで生活していたらしいということはわかりましたが、
いつ頃までニューヨークに住んでいて、いつ日本に帰国したのかはわかりませんでした。
大学時代はあまり授業には出ていなかった藤井道人さんですが、
佐藤隆太さんが入っていた『ズッキーニ』という映画製作サークルに入り、
やりかたもわからないまま、映画を撮りまくったそうです。
キレイなお姉さんに勧誘されて入ったサークルははじめはメンバー10人位しかいなかったものの、
藤井道人さんらの勧誘や学生で初めて映画を撮る時のやり方のワークショップ的な活動をしていたら、影響された学生が増え、卒業することには200人位の大きなサークルになっていました!
ズッキーニメンバーには今、映像業界で活躍する山田智和(CAVIAR所属の映像作家・映画監督・写真家)、今村圭佑(カメラマン、撮影技師、撮影監督)、川島直人(Guns Rock Inc.所属の映画監督)らがいます。
藤井道人の経歴・プロフィール
まずは藤井道人さんのプロフィールから紹介します!
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生年月日:1986年8月14日(35歳 2022.2現在)
出身地:東京都
家族:妻・子供1人(2016年生)
職業:映画監督、脚本家、映像作家
先生:脚本家の青木研次
所属事務所:BABEL LABEL・ヒラタオフィス
♦大学卒業後、2010年映像集団「BABEL LABEL」を映像作家の志真健太郎と共に設立。
♦複数の短編映画を監督した後、伊坂幸太郎原作の映画『オー!ファーザー』(2014)で長編監督デビュー。
実は『オー!ファーザー』では脚本家としてデビューする予定でしたが、公開の半年前に監督が降りてしまい、商業監督デビューとなりました。
♦2018年『青の帰り道』、2019年『デイアンドナイト』、2019年『新聞記者』、2020年『宇宙でいちばんあかるい屋根』、2021年『ヤクザと家族 The Family』と続々と監督作品が公開されています。
♦2019年に公開された『新聞記者』では日本アカデミー賞で最優秀賞3部門含む6部門を受賞しました。
第43回アカデミー賞 最優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞
第62回ブルーリボン賞 作品賞
第74回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞
日刊スポーツ映画大賞 作品賞
第11回TAMA映画賞 特別賞
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『余命10年』は切なすぎる小説としてSNS等で反響・ベストセラーとなっている故小坂流加さん(38歳の若さで2017年にお亡くなりになっています)の原作小説を藤井道人さんが監督として映画化した作品です。
キャストは20歳で難病発症し余命10年となった茉莉役に小松菜奈さん、茉莉と恋に落ちた和人役を坂口健太郎さんが演じます。
ほかにも、山田裕貴さん、奈緒さん、黒木華さん、松重豊さん、原日出子さん、田中哲司さん、リリーフランキーさん、井口理さんと豪華俳優陣が参加されています。
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。 そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。 別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。 もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。 ——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……? 引用:映画公式
そして映画全編の音楽と主題歌「うるうびと」を担当したのはRADWIMPS。 |
まとめ
この記事は『藤井道人の出身高校大学や経歴は?今一番撮ってもらいたい映画監督!』と題して、今大注目の映画監督・藤井道人さんの出身高校・大学・経歴についてまとめました。
いかがだったでしょうか。
監督作品では、納得するまでテイクを繰り返すが、そのリテイクするときは高圧的なダメ出しをせず、俳優や制作スタッフの気持ちを大事にしながら、より良いものを生み出そうという撮影スタイルで、「今一番撮ってもらいたい監督」と俳優たちからの評価も高いそうです。
まずは2022年3月4日公開の映画『余命10年』が楽しみですね。
今後の作品も注目していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。