欧米を中心に広がりを見せている【サル痘】の発症予防策として、厚生労働省は、KMバイオロジクス(熊本市)が製造販売する天然痘ワクチンが適用できるか7月29日に議論することとなりました。
国立感染症研究所などによると、天然痘ワクチンによるサル痘の発症予防効果は約85%。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f4b95f09b8985fd5a9837d2f9d8f3845308941c
とかなり高い水準だということですが、
気になることは、日本で天然痘ワクチンの予防接種ができるのか?ということですよね。
そこでこの記事では、「天然痘ワクチン日本で予防接種はできる?接種痕で年齢がわかる!」と題して、
・天然痘ワクチンは日本で予防接種できるのか?
・天然痘ワクチンを接種している世代は?
・天然痘ワクチン接種痕で世代がわかる!
これらについて、調べたことをお伝えしていきたいと思います。
天然痘ワクチンは日本で予防接種できるのか?
今のところ、一般の医療現場では天然痘ワクチンの予防接種はできません。
国として、有事の際の為に、KMバイオロジクス(熊本市)が製造したワクチンが十分な量の備蓄があると言われていますが、現段階では一般の病院で予防接種はできません。
ただし、国際的な流行に合わせて、
天然痘ワクチンは現在、効果を調べる臨床研究として、感染者の濃厚接触者らに接種したり、医療従事者に事前に接種したりできる
引用元:https://mainichi.jp/articles/20220725/k00/00m/040/329000c?inb=ys
としています。
天然痘ワクチンを接種している世代は接種痕でわかる!
天然痘ワクチンの予防接種は、
日本では明治42年~義務化。
予防接種が義務化したことにより、天然痘は激減。
その後、天然痘の世界撲滅宣言となったのが昭和55年(1980年)。
日本では、昭和31年(1956年)以降、国内の発症例はなく、1976年で「種痘」と言われる天然痘ワクチン定期接種は廃止されました。
昭和49年(1974年)生まれの人が定期接種を受けた最後の世代なんです。
昭和49年(1974年)生まれの人は、2022年で48歳!
当時は、1歳と6歳の2回接種でした。
昭和49年より前に生まれた方は、個人差がありますが、右腕の肩に近い部分に1㎝~3㎝の円形の接種痕があるということになります。
天然痘ワクチンがいつまで有効かというのは、1回でも接種していると、生涯高確率で有効と言われていますが、個人差のあることなので、はっきりとは言えません!
ちなみに1974年生まれの有名人は、
高橋由美子さん/岡本真夜さん/森且行さん/陣内智則さん/後藤久美子さん/千原ジュニアさん/有吉弘行さん、などた~くさんいらっしゃいます。
まとめ
結論としては、現時点(7/26)では例外的な対象以外、天然痘のワクチンは基本的に接種できません。
1974年生まれの人=2022年で48歳になる方より上の世代は、予防接種を1回以上接種している人がほどんどになります。
「天然痘ワクチン日本で予防接種はできる?接種痕で世代がわかる!」
最後までご覧いただきありがとうございました。